「問題はクリスマスケーキなんですよ。」
僕は真剣だった。
「クリスマスケーキって、高いじゃないですか。中身は普通のケーキなのに。まぁ、それはいいんですよ。需要と供給?とかいうのでしょ。僕にだってそれくらいはわかりますよ。」
「26日を過ぎれば安くなるんです。でも、クリスマスケーキは24日に食べなきゃいけない。そう決まってるんです。いや、人によってはそんなこともないかもしれません。」
“タイム・マシンの被験者募集”と書かれた掲示を見たとき、僕はこの計画を思いついた。そうだ、必要だったのはタイム・マシンだったのだ。そう確信した僕は午後の講義をサボり、掲示に書かれてあった研究室のドアを叩いた。
GoogleDriveに残っていたメモなんですけど、これ何か分かる人います?(いない)