タイトル通り、リコリコ最終回の妄想です。
―下着売り場
たきな「まったく、あれだけ人に下着のことを言っておいて自分はずっと同じやつを使っているなんて」
千束「だって~忙しかったんだも~ん」
たきな「まぁ確かに。でも千束が無事でよかったです。くるみにも感謝ですね。」
千束「まさかドイツから「24年間動き続けても平気だし壊れない人工心臓」を持って帰ってくるとはね~」
たきな「吉松シンジも、過去にアラン機関の陰謀で脳を人工脳みそに挿げ替えられて人の心を奪われていただけだったなんて……結局千束と私の愛のパワーで人工脳みそに吉松シンジ本来の人の心が宿ったわけですが。」
千束「ね、やっぱり吉さんは救世主だったんだよ!」
たきな「そんなことより!」
千束「うわびっくりした。どしたのたきなぁ~、急に叫んで」
たきな「この下着……千束に似合うと思います。」
千束「ちょいちょい、下着くらい自分で選べますよ、千束さんはもう大人なんよ~」
たきな「いいから!この下着をちょっと試着してみてください。先生と吉松を待たせているんですから時間もないですし」
千束「待って待って、引っ張らないでってばぁ~」
―フードコート
吉松「すまない、待たせてしまったな。思った以上に注文に手こずってしまった」
トッピングましましのタピオカミルクティーを両手に抱えている吉松シンジ
ミカ「いや、大丈夫だ。」
吉松「ん、ミカだけか。二人はどこへ?」
ミカ「あぁ、下着売り場らしい。たきなが今日は私が千束のコーディネートをするんだとか……よくわからないことを言っていたよ。」
吉松「気を使わせてしまったかな。」
ミカ「どうやらそうらしい(苦笑」
吉松腰をおろす
しばしの沈黙
吉松「ミカ……その、すまなかった」
ミカ「気にしてないさ。お前のせいじゃない。千束もわかってるさ。」
吉松「いや、そうじゃないんだ。」
ミカ「シンジ…?」
吉松「ミカ、私は君に謝罪をしているんだよ。私は千束を君に押し付けてしまった。私たち二人の娘……なのにな。」
ミカ「何を言うかと思ったら……おかげで私は千束を独り占めできた。感謝したいくらいだ。」
吉松「そうか……苦労をかけたな、ミカ。」
ミカ「ふっ、娘のことで親が苦労をするのは当たり前だ」
吉松「ちがいない。君がうらやましいよ。」
ミカ「お前もこれからたくさん苦労すればいい。これまでの分も含めて」
EDイントロ開始
吉松「あぁ、そうだな」
立ち上がる吉松
吉松「さて、では私たちも行こうか」
ミカ「行く?」
吉松「下着売り場だよ」
ミカ「おいおい、さすがに下着くらいは娘に選ばせてやれ」
吉松「そうじゃない」
ミカ「?」
吉松「私が選ぶのは君の下着だよ、ミカ」
♬君がもってきた漫画
♩くれた知らない名前の花
♪今日はまだ来ないかな?
♫初めての感情知ってしまった